2014年 10月 22日
聴診器とターンテーブル周りの小物たち |
聴診器のことですが、1,900円(税別)でプロ仕様のものが手に入ることには軽い驚きを覚えました。何かを始めるには段取りと道具が一番大事だ、といわれたことを思い出します。まず自分の心音を聴いてみましたが、今のところ不整脈はないようです。 これを使うとどのような物質にも音の粗密波が、たゆたっていることが実感できます。そんな環境の中で、音楽の入り口であるカートリッジは仕事をしています。その仕事場を整理整頓して差し上げるのは、ユーザーの務めですね。こんな小さな体で、20Hzから20,000Hzまでの複雑な波形をひろってくれているのですから。 老眼が進み、手元も怪しくなってカートリッジにルーペをぶつけてしまいそうになったので、実体顕微鏡を使うことにしました。普段は、右下のオルトフォンカートリッジ付属のクリーナーに針先をプチプチ刺すだけですが、節目には実体顕微鏡で針先を確認します。必要なら、その上にある電動スタイラスクリーナーを稼働させます。はるか昔は、洗浄液を一滴たらして掃除をしていましたが、いまは何もつけずに数秒間動かすだけです。先に述べた「レコパックもどき」のおかげで、レコード溝のよごれが少ないので、カンチレバーと針の接着部に悪影響のおそれのある洗浄液がなくても大丈夫なのです。 左下のクリーナーで、レコード盤面のほこりをとり、右真ん中のSK-2で静電気を除去していたのですが、SK-2につくほこりの除去がしにくいので、いまはほとんどその上にある除電ブラシを使っています。具合がいいのは、クリーナーと除電ブラシのほこりは左真ん中のDENON製クリーナーで、さっさっと払えるからです。最後は、DENONを手の指でほこりを払っておわりです。皮脂がレコードになるべく移らないように考えたやり方です。まぁ、汚れたらまた「レコパックもどき」をすればいいんですけどね。
以上が、音の入り口の話です。ターンテーブルはVPIの普及品ですが、部品のグレードアップが可能ですので、トーンアームはValhallaケーブルを使ったsignatureアームに取り換え、出力コードをRCAではなくXLRにしております。Balanced Audio Technologyで機器をそろえた理由の一つが、フルバランス化が可能だったからです。そこについては、のちほど触れてまいります。
by jitanmuh
| 2014-10-22 19:02